<< カメもウサギも。 | main | 「世界人口白書2010」全世界同時リリース! >>
リプロダクティブ・ヘルス/ライツ。
たまには真面目に。

現在国際的な文脈で人口問題対策の基本とされる概念が
「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」です。

国連人口基金東京事務所が、この概念について
A4サイズの組織案内資料で非常に分かりやすくまとめているので、
その記述を参考にしながらお伝えします。

「リプロダクティブ・ヘルス」は
「リプロヘルス」の略称で馴染まれています。
通常は「性と生殖に関する健康」と訳されます。

具体的には
1)性別・年齢などにかかわらず、自分の性と生殖について
  身体的・精神的・社会的(※)に良好な状態であること。
2)人が安全で満ち足りた性生活を営み、子どもを作るのか、
  作るならばいつ、何人、誰と、どこで、などを自由に決められること
と定義されています。
「HIV/エイズを含む性感染症に感染しないこと」も
リプロヘルスの一つです。

(※)社会的に良好というのがどういう意味かについて、
以前(社)日本家族計画協会の松本会長が教えてくれました。
英語の原文の中では「socially」という単語が当たっているのですが、
「自分と、相手及び周辺の人々との関係が良好であること」を指すそうです。
自分の性と生殖について、自分の望まない相手との関係を強要されるとか、
自分の決定が周囲に受け入れられないとか、そういうことは関係が
良好な状態とは解釈されません。


一方の「リプロダクティブ・ライツ」は
「人が自分のリプロダクティブ・ヘルスを守る権利」のことです。
1994年の「国際人口開発会議」(カイロ会議)で
基本的人権と認められました。

<リプロダクティブ・ヘルス>と<リプロダクティブ・ライツ>は、
それぞれ深く関連している概念なので、冒頭のように
「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」とまとめて呼ばれます。

〜〜〜

というように、「自分の性のことは自分で決めてよい」というのが
国際的には基本的な人権として認識されています。
日本は、世界的に見れば経済的・物質的に恵まれていることが多く、
例えば途上国でこの概念が持つ意味とは異なるケースが多いです。

でも日本でも
自分の性について自分で決めることと、自分の性の健康を守ることが
必ずしも一致していなかったり、
自分で決めたはずのことが自分を傷つけたり、
色々なことで困っている人やお悩みを抱えた人が多いわけです。

こういう人たちに少しでもお悩み解決のチャンネルを提供することが
Link-Rの使命であると考えています。
| ○知識モノ記事 | 23:45 | - | - | ↑TOP -
CATEGORIES
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
Link-RのWEB媒体
LINKS
PROFILE
モバイル
qrcode